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越生こだわりとうふ藤屋の嫁めぐみのブログです
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理想と現実

2019年8月29日

先日お店に初めてご来店くださったお客様。東北の方で、大豆の卸の業者の営業さん。関東のお客様を訪問の際、ネットでうちを見つけてご来店してくださったそうです。

すごくお店を褒めて頂き、とても嬉しかったのですが…。

「これからはやっぱりこういう風にして売っていかないとですよね!」

「いろいろとやってますけど、なかなか難しいですよ…」

「そんなことないでしょ!これだけのお店だったら商圏広いんじゃないですか?!」

「確かに…埼玉の都心の方や東京からもお客様はご来店頂いていますが、土地柄そこまでお客様は多くないですよ…卸での懸案もたまに頂きますが、結局価格でうまくまとまらないですからね…。」

「ああ、スーパーとかは無理ですよ!!」

と、こんなやりとり…

ここで質問、10人に「あなたはどこでお豆腐を買いますか?」

おそらく8~9割の方が「スーパー(量販店)」と答えるでしょう…

結局、いいもの、美味しいといって頂けるものを作ったとしても、売り先(買い手)がいなければ商売としてなりたたないわけです。

うちのような町の豆腐屋以上、大量生産の大型豆腐工場以下にいる、中規模の町こうばの豆腐屋は正直一番厳しい時代だと思います。

工場自体はバブルの行け行けドンドンの時代に作られた、稼動率半分の大飯ぐらい。小さくするにも当然お金がかかるのでできず。最低賃金は上がる一方で、雇用もままならず。おまけに、昔からの取引先は、価格勝負で大手に持っていかれ、なすすべなし…と。

ふ~、さてさてどうしたものか…理想にはほど遠い現実の厳しさと格闘の日々…私の理想の豆腐屋?

昭和の時代の町の豆腐屋です(嫁なので知りませんが…w)

 

 

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